農業文化園内「花と野菜の農場」のガラス温室の利活用におけるコーヒーノキの試験的栽培について 視察

1. 事業概要

農業文化園内「花と野菜の農場」のガラス温室の利活用を行うため、中日本高速道路株式会社と共同で、コーヒーノキの試験的栽培を行う。

2. 事業の目的

現在は主にバックヤードとして使用している農業文化園「花と野菜の農場」内のガラス温室の利活用するため、中日本高速道路株式会社と共同で、温暖化など気候変動を見越した農作物の一つであるコーヒーノキの試験的栽培を行う。
コーヒーノキの試験栽培中は、成長過程を市民に見ていただく展示や講演会を行うことで、農への関心を高めたい。
その他、日差し除けのシェードツリーとしてバナナなどの栽培も同時に行い、他の農業公園と連携し、食育や収穫体験など市民に楽しめる工夫を凝らすことを目的とする。

3. 事業場所

農業文化園「花と野菜の農場」ガラス温室内

4. 栽培

約200㎥のガラス温室内に地植えと鉢置きの方法で約90本のコーヒーノキ(アラビア種)を栽培する。

5. その他

4月27日よりガラス温室内を一般公開している。
コーヒーノキ栽培の様子がわかるパネルや富士コーヒー株式会社さん提供の「コーヒーができるまで」パネルを展示している。

感想

見学のときに、コーヒーの実を食べてみました。かたい皮に包まれた果実部分は少なく、やや甘酸っぱい味でした。
コーヒー豆になるのは種の部分で、一つの実に2個の種が入っています。1杯のコーヒーに使われる豆は約100粒ほどだそうです。
そのように考えると、このコーヒーが飲めるのは、少し先の楽しみになるかもしれません。
しかしながら、環境変化を見据えた、大変画期的な取り組みであります。
今後、この取り組みが広がり、サービスエリアで名古屋産のコーヒーが手に入るようになるかもしれませんね。
私もこの日にいただいたコーヒーの種を植えてみました。
発芽を楽しみにしているところです。
皆さんもぜひ農業文化園へお出かけになってみてください。

農業文化園・戸田川緑地
https://bunkaen-todagawa.jp/